タモリが笑っていいともを辞めるとき

あなたはタモリのいない笑っていいとも、もしくは笑っていいとものやっていない平日のお昼を想像した事があるだろうか?


タモリファンにとってそんな事を考えるのは世界の終わり、更には絶望の果てを彷徨うのに等しい行為である。このサイトでも「タモリが料理上手になったわけ」、「タモリがいつもサングラスをかけているわけ」、「密室芸人タモリの意外と知らない過去」など数々のタモリスレッドをたててきたとおり私は個人的にも大のタモリ好きなのである。

しかしながら82年から始まり20年以上も続く「タモリの存在する笑っていいとも」が見れなくなる日が来ることは逃れようのない事実である。去年あたりからネット界隈でも「笑っていいともが終了する時期を予想するスレ」などというスレッドかたったり、「笑っていいとも タモリの後はこの人ランキング」などというランキングが発表されるなどその予兆を感じさせる動きがあちらこちらで目につくようになった。

2005年9月21日、その嫌な予兆に拍車をかける事件映像)は起きた。いいとも生放送中、タモリと山崎邦正との談笑中にいきなり男性観客が「タモリさん〜いいともって、あの〜年内終了するって本当なんですかね?」と。後日、番組プロデューサーは「いいともは1万回を目指してまい進中ですから、終了はしませんよ」とコメントしている。きっとこの男性客も僕と同じ恐怖心を持ち自分自身が制御不能となった瞬間に出てしまった言葉なのだろう。

この事件をきっかけに各種メディアも様々な「いいとも終了説」を論じている。昨年末発売の日刊ゲンダイでは今年4月からいいともを打ち切り、「さんまのお昼番長」なる番組を放送予定、と報じている。いいともを辞めたタモリは「笑点」の司会に起用か、などとも。これについては東スポにも掲載されたようだ。幸いにも予想された4月に入りそのような動きも見られない事からよくある芸能ガセニュースとなった。

そしてもう1つ問題となっているのがタモリに対する周囲の変化だ。いいともなどでも本来つっこんでほしいところで、レギュラー陣がタモリを妙に持ち上げる瞬間がだんだん目立つようになってきたのだという。このことにタモリが見切りをつけ自ら辞めると言い出すのではないかなどとも懸念されている。

ある情報筋によると「タモリが笑っていいともを辞めるとき」すなわちタモリの番組降板はプロデューサーが決定するのではなくタモリ自身に委ねているそうだ。20年間のタモリの実績と信頼を踏まえれば当然のことだろう。