「正論」編集長インタビュー、厚生大臣時代の小泉純一郎

小泉さんの論法は、どれもこれもわかりやすい。それなりに説得力もある。小泉人気が高まるゆえんでもある。ただ、政治の世界においては、えてしてわかりやすいものほど、抵抗が激しい。実現性もとぼしい。それほど物事というものは、単純ではないからだ。それを小泉さんは十分知ったうえで、大胆なパフォーマンスを展開する。この人は緻密である。坊ちゃん政治家ではない。古風なところもある。

このころから持論の郵政民営化を掲げているのがわかる。
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/1998/9801/interview.html