FNDに訪れる人たちが何に興味を持ち何を購入しているのか、過去に紹介したものやそれに関連した物の中で本にフォーカスをあて、7月中に特に売れている本のタイトルをまとめてみました。普段、読みたい本がなかなか見つからないという方はぜひチェックしてみてください。僕自身もたいへん参考にしています。
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練炭殺人の犯人、木嶋佳苗の100日裁判傍聴記「毒婦」。著者、北原みのりさんの文章にグイグイ引き込まれ、おもしろくて一気に読んでしまいました。お世辞にも美しいとは言えない木嶋佳苗になぜ男達はだまされ、惚れ込み、依存し、多額のカネを貢いでしまうのか。「今までしたなかで、あなたほど凄い女性はいないと言われました」「テクニックというよりは、本来持っている機能が、普通の女性よりも高いということで、褒めてくださる男性が多かったです」「男性からお金をもらうのが、あたりまえだと思っていました」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023310816/t00c-22

たまたま手にしたデザイン本が面白かったです。とくにアップルで働く日本人デザイナー、西堀晋さんのパートが面白かった。

＞既成概念を超える。行動するデザイナーたちの方法論。黒川勉、岩崎一郎、グエナエル・ニコラ、西掘晋、吉岡徳仁。5人の出発点から現在までの道程、思想、最新プロジェクトまでを徹底的に取材したルポルタージュ。エットレ・ソットサス、ジャスパー・モリソン、カリム・ラシッド、ロン・アラッド、サム・ヘクトの特別寄稿も収録。

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TASCHENから定期的に送られてくるフリーマガジンがwebでダウンロードできます。内容はTASCHENの本をテーマに沿って紹介するというもので、要はカタログですが予想以上にクオリティーが高くて驚きました。本が欲しくなります。カタログの本来あるべき姿じゃないでしょうか。

DLリンクが右のほうにあります。
http://www.taschen.com/
[via matsumo FreshMail]

カレーの話題が続きます。こちらもFreshMailで知ったカレー好きにはマストな本。カレー番長、水野氏による5年ぶりのカレーバイブル。前作はコアなカレーファンのあいだでひっそりと読み継がれてきたのだとか。僕の大好きなライオンシェアも載っていました。

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[via FreshMail]

上映が待ち遠しい映画「トータル・リコール」の原作本の装丁をドイッチさんが手がけています。「I LOVE FND」でもご紹介していますがフィリップ・K・ディックシリーズのドイッチさんによる装丁はコレクター要素が強く、出るたびに買ってしまっています。高い城の男をスケート先輩が持ち歩いているのを見たときは完全にヤラれてしまいました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150118639/t00c-22

元マクドナルド社長、藤田田氏の「勝てば官軍」を読みました。藤田氏はマクドナルドやトイザらス、ブロックバスターを日本に持ってきたとてもハイカラなおじさん。将来の相談に来た、当時16歳の孫さんにコンピューター関連の勉強をしなさいと助言した人物でもある。この本はいわゆるビジネス書にカテゴライズされているも、コンピューター時代を見越した預言書と言ってもいいかもしれない。カジノ、映画、リゾート、ネクタイが絶対売れる殺し文句、携帯電話、沖縄の基地の話、風力発電の話、マルチメディアについてなど、あらゆる知識が詰め込まれている。とても面白かった。

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Casa BRUTUS 08月号、Good For Meというコラムページに寄稿させていただきました。自分の気に入っているものを書いてくださいということだったので、15年以上愛用しているロレックスとドミノ・ピザの珍品Wネームを紹介させていただきました。ぜひご覧ください。

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